なぜお部屋探しは失敗するのか?不動産屋が悪徳に見えてしまう原因を考えた

東京ヒトリオ

首都圏の一人暮らし物件を毎月全件チェックしていたことがある
お部屋探しがちょっとだけ上手な東京ヒトリオです。
不動産屋での勤務経験はありませんが
客目線でのお部屋探しは1番だと自負しております。
あなたのお部屋探しをボクの視点と経験をいかしてサポートできたら良いなと思ってブログを書き続けます。

お部屋探し

思っていたよりも家賃が高くなったけど
その分いいお部屋が見つかった。
生活費が少なくなったけど
良いお部屋に住んでいるからしょうがないか。

お部屋探し

あれ?良いお部屋を紹介してもらった気がするけど
なんか違う気がする。
キッチンはピカピカだけど狭くてお料理しにくいし・・・

こんな感じでお部屋探しに失敗してないでしょうか?

お部屋探しがなぜ失敗するのかその原因を解説していきたいと思います。

この記事を読み失敗の原因を知ることでお部屋探しが上手くなり、良いお部屋に住めることが期待できます。

なお、本来なら賃料と書くべきところ
分かりやすさを重視するために馴染みのある家賃と表現しています。

目次

一人暮らし物件を4つに分類することで見えてくる不動産トラブルの原因

さて、突然ですが市場の一人暮らし物件を、家賃が高い安い良いお部屋悪いお部屋、の4つに分類したいと思います。

表にするとこんな感じです。

この表の中から不動産屋が契約を取りたいのは①か②になるでしょう。

なぜなら不動産屋は家賃1か月分の仲介手数料がお店の収益となるからです。

不動産屋として営業を続けるためには収益を上げる必要があります。

そのため可能な限り家賃が高いお部屋で契約を取りたいというのが本音です。

東京ヒトリオ

お店の利益よりも、初めて出会って数分ほど向き合っただけのお客さんの満足度を優先させるのは・・・多分いないでしょう。

それに対して顧客が契約するべきなのは④か③になります。

東京ヒトリオ

似た条件のお部屋を並べられて家賃が高い方を選ぶ人は
多分いないと思います。

つまり、不動産屋は①か②で契約をしたい。

ところが、顧客は③か④で契約をしたい。

このズレがトラブルの温床となっているわけです。

ならばこのズレを解消するために何をすれば良いのか?

その前に不動産屋という特殊な業務形態を知る必要があります。

家賃が高いお部屋を勧めたい不動産屋の本音

先ほども少し触れましたが、不動産屋の主な収益は(家賃1か月分の)仲介手数料です。

お部屋探し

おん?
契約するときに鍵の交換やハウスクリーニング代とか払ってるけど?


と思うでしょうが、それらのお金は不動産屋から業者へ流れていくので不動産屋の収益にはなりません。

東京ヒトリオ

もしかしたら業者からのキックバックがあるかもしれませんが
ややこしくなるので無視させてください。

不動産という商売は、従業員の給料や店舗のテナント料を払うために収益を上げる必要があります。

そして収益となる仲介手数料は家賃1か月分までと法律で上限額が定められています。

つまり不動産屋は契約をとった家賃以上のお金を稼ぐことが出来ない仕組みになっているのです。

東京ヒトリオ

毎月のノルマが厳しそうですね。

その上もう1つ世知辛い話があります。

不動産屋にとって家賃が安いお部屋の契約家賃が高いお部屋の契約仕事量が変わりません。

まとめると不動産屋は
家賃3万円の契約と家賃8万円の契約で仕事量が変わらないのに収益に5万円の差があるのです。

だから不動産屋はあの手この手でセールステクニックを駆使して高い家賃のお部屋で契約を迫ろうとするのです。

そんな不動産屋に流されて契約をしてしまうと後々困ったことになります。

不動産屋が勧めるお部屋に住んでから気づく問題点

不動産屋は特殊な業務形態によって、家賃が高いお部屋で契約したがるという話をしました。

しかも巧みなセールステクニックにより不必要なお部屋を紹介されたことになかなか気がつきません。

しかし毎月の家賃としてジワジワと生活を圧迫します。

例えば手取り20万円の人が東京で一人暮らしをするために不動産屋と相談した場合をシミュレーションしてみます。

  • 住みたい街ランキング15位くらいのエリア
  • レンガ調の外壁
  • オートロック
  • 狭い内廊下
  • 築10年以下
  • 1口コンロのコンパクトキッチン
  • 浴槽なし(シャワー室)
  • ロフト付き
  • 家賃8万円

おそらくこんな築浅のアパートを紹介されるでしょう。

東京ヒトリオ

東京にはそんな初見●しみたいなアパートがたくさんあります。


そして

お部屋探し

東京は家賃が高いからしょうがない

と、騙し騙し生活することになるでしょう。

すぐに昇給の見込みがあるのならいいですが、そうでないなら貯金できないギリギリの生活を迫れることになり
下手をしたら身動きが取れなくなり詰んでしまいます。

家賃はそれほどまで生活を圧迫するにもかかわらず、なぜかみんな5千円くらいなら予定より高くてもなんとかなるだろうと思ってしまいます。

不思議です。

試しにSUUMOのサイトで今住んでいるエリアで家賃5万円までで検索してみてください。

40件くらいヒットするはずです。

そして

お部屋探し

なんであのとき不動産屋はこういうお部屋を勧めてこなかったのだろう

と疑問を持つはずです。

お部屋探し

きっとこれらの安いお部屋は問題があるから勧めてこなかったのだろう

と思ってはいけません。

広く募集されているお部屋はほとんど問題なく住めます。

不動産業界では問題のあるお部屋はトラブル回避のためSUUMOに掲載したがりません。

東京ヒトリオ

「おいこらオマエんとこで契約した部屋が問題だらけじゃねえかどうしてくれんだおおん?」
なんてトラブルは回避したいですからね。

不動産屋の営業ノルマのために、あなたは踏み台にさせられたんだと思ってください。

首都圏の一人暮らし物件を全件チェックした経験から断言できることがあります。

家賃6万円を超えているなら払い過ぎなので今すぐ引越しを検討してください。

仮に初めての一人暮らしなら東京でも家賃4万円でじゅうぶんです。

さらに自炊をしたり趣味のグッズを集めたりすると家賃を上げざるをえませんが、それでも家賃6万円は払い過ぎです。

最後に、家賃が安くて良いお部屋に住むために必要なことをお伝えします。

顧客と不動産屋の理想のギャップを解消する具体的な方法

不動産屋の都合で顧客は良いお部屋を紹介されない話をしてきました。

もちろん対策方法はあります。

再度この表を出しますが、要は不動産屋に①や②を勧めさせなければ良いのです。

不動産屋も商売です。

契約を取れないことには1円にもならないので①や②のお部屋を勧めても無駄だと思えば③や④のお部屋を提示してくることでしょう。

手っ取り早いのは自分で探すです。

SUUMOのサイトで家賃が安いお部屋を探して、現地集合現地解散で内見を申し込めば①や②を勧める余地を与えずにお部屋探しができます。

お部屋探し

不動産屋はSUUMOに乗ってないとっておきのお部屋を隠し持ってるんじゃないの?

と思うかもしれませんが、このブログを書いている2023年8月時点でもその可能性はほぼ無くなっています。

昔と違って不動産流通標準情報システム(Real Estate Information Network Systems)通称:REINSのお陰で良いお部屋は仲介業者によってすぐSUUMOに公開されるようになりました。

不動産屋と特別なコネがあるなら話は別ですが、お部屋探しはSUUMOでじゅうぶんなのです。

とはいえお部屋を自分で探すのは難しいから不動産屋と相談しながら探したいと思うあなたのために一撃必殺のワードをお伝えします。

お部屋の条件を伝えるときに一言加えてください

お部屋探し

条件に合う中で一番家賃が安いお部屋を教えてください

これで表の①や②を勧める機会を潰すことができて③のお部屋に住むチャンスが一気に高まります。

第三の選択としてボクにDMで聞くというのもあります。

もちろんボクの気持ち次第ではありますが、ボクに聞くのはタダですしボクが探す手数料を要求することもありません。

DMをパカパカ公開することもしません。

ってか、まともな倫理観を持ってたらそんなことできるわけがないと思います。

せいぜい「ボクの生活のためにアフィリエイトリンクを踏んでください」とお願いするくらいです。

試しに聞いてみます?

まとめ:あなたが良いお部屋に住むためのヒント

この記事では、不動産屋と顧客とのミスマッチという視点から、お部屋探しが失敗する理由をお伝えしました。

  • お部屋は自分で探す
  • 不動産屋とは相談しない
  • 相談するとしても希望家賃は伝えない

これさえ守れば、家賃が安くて良いお部屋に住めるようになるので次の機会では是非とも試してみてください。

とはいえ

お部屋探し

希望家賃は教えない
良い部屋を教えろ

なんて態度だと不動産屋も身構えてしまいます。

お部屋探し

良いお部屋なら今すぐにでも引っ越したいんですよねー

みたいな感じで契約という名のニンジンをぶら下げて、不動産屋のやる気を引き出すのも大事なテクニックです。

ボクは交渉するのがヘタクソなので仕方なく自力で探す方法を身につけました。

これを読んだ皆様が良いお部屋に住むことを心から願っております。

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この記事を書いた人

プログラムとお部屋探しが得意な無職の"ひとりお"がNFTブログをはじめました。

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